加須平永若旅農園ホームページ
2008年10月05日

お米の保存温度

 お米の保存方法で梅酒のビンをおすすめしたところ、評判が良かったので、今回は保存方法の第2回目。話題としては地味な「保存温度」についてです。

 保存温度は20℃以下、できれば13℃以下が理想的だといわれています。それは一つには米の品質劣化を防ぐという目的から、もう一つは米の虫の繁殖やカビの発生を防ぐという目的からです。

 お米は生き物ですから呼吸しています。保存期間が長くなればなるほど呼吸によって酵素の働きが低下し、ビタミンB1や炭水化物・脂質・タンパク質などが減少し、次第にお米の味は低下していきます。また米に含まれる水分量も1ヶ月で1%ほど低下するので、乾燥したぱさついた米になっていきます。しかし、15℃以下の環境におくとこれらの低下・減少が抑制され、品質の変化はかなり抑えられることがわかっています。
 虫に関しては、玄米を好むコクゾウムシという虫は20℃以上で活動が活発になり、25℃になると一ヶ月で成虫になるといわれています。しかし、13℃以下になるとほとんど活動しません。またメイガも15℃なら活動・繁殖できないといわれています。

 これらの理由から保冷が推奨されるわけですが、家庭で保冷するのであればやはり冷蔵庫(冷蔵室か野菜室)ということになるでしょう。製品にもよりますが、冷蔵室が3〜5℃、野菜室が5〜8℃程度に設定されていますのでどちらに入れて大丈夫です。ただ、電気代や冷蔵庫のスペースを考えるとなかなかお米を冷やすのに二の足を踏んでしまわれる方も多いでしょう。一人暮らしなどで消費量が少ない場合はよいのですが、四人家族などで何キロも冷蔵庫に入れるとなると場所も取るし電気代もバカになりません。

 そこでおすすめしたいのは気象庁の過去の気象データ検索というページです。少々使い方がわかりづらい感じですが、お住まいの地域の月別平均気温を調べることです。そこで調べてみますと、例えば東京の場合1971〜2000年の月別平均気温で15℃を超えるのは5〜10月ですから11〜4月まではおおむね常温保存で大丈夫だということが分かります。また、20℃を超えるのは6〜9月ですから、20℃で構わないという方なら6〜9月のみ冷蔵庫に入れればよいということになります。また、どうしても電気代が気になるという方は、ともかく夏場は2週間程度の早いスパンで食べきる量を購入するといった工夫をされると良いでしょう。

 ということで、密封容器を何にするか、お住まいの地域の平均気温はどの程度か、冷蔵庫には余裕があるか、などの条件を考えたうえで上手な保存方法を見つけて欲しいと思います。


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posted by 管理人 at 10:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お米に虫がわくのって気持ち悪いですよね。
でもおいしいってこと?
Posted by jj at 2008年10月16日 23:13
 コメントありがとうございます。
 当然おいしいコメほど早く虫がつきます。我が農園では現在犬を二匹飼っていますが、彼らもやはり味の落ちた古米より新米を食べたがります。贅沢な話ですがやはり味(臭い)には敏感なんでしょうね。
 虫は気持ち悪いですが、虫も食べないお米はあまり食べたくないものです。流通経路によっては倉庫の米をいっせいに燻蒸して殺虫する場合もあるみたいなので、事故米に限らず虫も食べないお米はたくさん流通しているのではないでしょうか。
Posted by 管理人 at 2008年10月19日 22:10
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